新規事業製品

New business products

医療機器事業

medical device business

導体製造で培った線材加工技術を活かし、 医療業界の課題解決・次世代研究開発に貢献。

医療機器には汎用的な電線・ケーブルはもちろん、微細な信号 検知や低侵襲治療に向けた細径化、生体適合性など特殊なケー ブルも求められます。当社の高品質な導体は、医療現場の様々な ケーブルに用いられています。さらに、次世代の医療業界に貢献 をすべく、線材加工技術を活かした医療機器向け部材・素材開 発や、新たなケーブル開発にチャレンジしています。

事業内容(医療機器事業)

医療関係者
患者さまへ
医療関係者
患者さまへ

取扱製品事例

01
カテーテルチューブ
形成用芯材
低侵襲治療の一つである「血管内カテーテル治療」。カテーテルチューブの製造に当社の銀メッキ軟銅線が芯材として使用されています。この芯材がカテーテルチューブの内径・中心部の品質を左右するため精度の高さが非常に重要です。

当社の高精度の伸線加工により、外径のばらつきが非常に小さくなります(外径公差 ± 2㎛以内)。また、銀は非常に柔らかくキズのつきやすい金属ですが、独自の工夫により表面キズの発生を抑え、長手方向で安定した製品をご提供しています。
02
医療機器・医療機関向けの
ケーブル開発
医療現場においては、柔らかく・細く・強いケーブ ルが求められます。次世代の医療機器で実現したい ケーブルを、導体メーカーの長年の知見と、業界での 幅広いつながりから、一気通貫での設計開発をご提 案します。

また、各医療機関においてケーブルは邪魔もの扱い されがちです。現場のお悩みに対し、チューブと電線 の複合化などで貢献いたします。
03
次世代医療機器向けの
極細ケーブル・ワイヤー開発
手術支援ロボットや内視鏡による手術においては、 患者様の負担を抑えるような治療(=低侵襲治療)が 求められます。低侵襲治療には使用する医療機器の 小型化が求められますが、使用されるワイヤー・ケー ブルの細径化がキーとなります。

一方で細いだけではすぐ切れてしまうため、柔軟性 や強度が求められます。当社が培った伸線・撚り合 わせ技術により、これまでにない導体製品を提供す るだけでなく、協力会社様とタッグを組んだケーブ ル開発を小ロットでご提供することが可能です。 また、銅線材だけでなく、ステンレス線材など医療機 器で求められる線材の開発にも取り組んでいます。

Hybrid圧縮撚り線の開発・MCF大賞2024技術奨励賞受賞

医療機器事業で開発したHybrid圧縮撚り線は、メディカルクリエーションふくしま(MCF)大賞2024にて技術奨励賞を受賞いたしました。

Hybrid圧縮撚り線

株式会社東京医歯学総合研究所様との製品開発

東京医科歯科大学(現 東京科学大学)発のスタートアップベンチャーである“株式会社東京医歯学総合研究所”様が開発した『VoiceRet』の重要部位開発を行いました。
『VoiceRet』 はマウスピース型人工喉頭で、様々な理由で声が出せなくなってしまった方が再び声を取り戻すことをコンセプトに開発されました。マウスピースに埋め込んだスピーカーで音を鳴らし、話すように口を動かすだけで「声」を出すことやコミュニケーションをサポートできます。
従来品の人工喉頭などは発声の訓練が必要でしたが、『VoiceRet』は口を動かすだけで簡単に話すことができます。
株式会社東京医歯学総合研究所 代表取締役社長 山田大志先生の想いに共感し、当社は『導体構成の検討』、『電線設計・製造』・『スピーカー選定』・『各種アッセンブリ』まで一気通貫で弊社で開発コーディネートしました。
業界・人のつながりを活かし、困難な開発ではありましたが、先生のご意見を伺いながらモノづくりをしました。
今後も患者様のためにより良い製品となるよう改良を重ねてまいります。

株式会社東京医歯学総合研究所 様
“VoiceRet”について

導体から電線・ケーブル設計、
アッセンブリ品提案、
完成品・電線ケーブル関連品まで。
当社にて一気通貫で開発可能です。

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